カリグラフィー教室で習える書体!オンライン(通信)教室で通う時間を短縮

カリグラフィー教室で学べる書体の種類は?
オンライン(通信)教室ではどの書体を選ぶ?

カリグラフィー教室に通いたいけれど近くにない、長時間家を留守にできないという方におすすめなのが、カリグラフィーのオンライン通信講座です。オンライン通信講座では、どのような書体を学ぶことができるのでしょうか。カリグラファーとして活躍する際に習得しておきたい、おすすめの書体もあわせてご紹介します。

カリグラフィー教室で学べる!カリグラフィー書体の種類

カリグラフィー書体の種類

カリグラフィー教室で習うことができるカリグラフィーの書体は、一般的にゴシック体やイタリック体、カッパープレート体の3つです。それぞれの特徴についてご紹介します。

ゴシック体

ゴシック体は、まだ紙が貴重品であった時代に、1枚の紙に少しでも多くの文字を収めるために作られた文字です。角ばっていて、ぎっしり納めることができるので、1文字当たりの必要なスペースが少ないのが特徴です。
ペンの角度を変えながら太い線と細い線を使い分けるので、丁寧に取り組めば、初めてでもそれなりの作品を作ることができます。

また、一文字でも文字の間隔を広げても味があるので、様々な楽しみ方ができます。ゴシック体で書かれた手紙や書類は、遠目に黒っぽく見えるので、ブラックレターと呼ばれることもあります。

イタリック体

イタリック体は、書物への需要が高まったルネサンス期に生まれた、早く書くことができる点に特化した書体で、イタリアの筆記体がもとになっています。アルファベットの原型に一番近く読みやすいことと、滑らかに文字を書き連ねることができることから、カリグラフィー教室でも最初に練習することが多いです。

余白が多く読みやすい上に、柔らかな美しさのある書体なので、ローマ教皇庁の教科書に採用されて人気が高まった書体でもあります。

カッパープレート体

イタリック体をさらに優雅にして、文字が躍っているような弧を描き、エレガントな装飾を加えた書体がカッパープレート体です。このカッパープレート体のくるんと丸める装飾を、フローリッシュといいます。
滑らかな線を描くためには一気に書く必要があるので、カリグラフィーの中では最も難易度の高い書体とされています。

その他のカリグラフィーの書体

カリグラフィーには、この3つの書体の他にも下記のような書体があります。

・ローマンキャピタル体:石碑に文字を使う際に使った書体、大文字の基本形
・ラスティック体:石碑だけでなく書籍用の書体にも使われた
・アルシャン体:書籍用の書体で、字を判別しやすいのが特徴
・ファウンデーショナル体:近代になって作られた小文字の基本形の書体

オンライン(通信)教室でカリグラフィーを習うならどの書体を選ぶ?

オンライン(通信)教室でカリグラフィーを習うならどの書体を選ぶ?

カリグラフィー教室には、オンラインで行う通信講座もあります。初めての方が通信講座で学ぶのにおすすめの書体と、カリグラフィーアーティストであるカリグラファーとして活躍するために最低限押さえておきたい3つの書体についてご紹介します。

カリグラフィーのオンライン教室や通信講座

カリグラフィーのオンライン教室や通信講座では、動画視聴と実技、添削を繰り返して、カリグラフィーを習得していきます。

<オンライン(通信)教室での取り組み方>
・ペンの使い方や文字の書き方の動画、リアルタイム講座を視聴する
・講座を見ながら、実際に書いてみる
・分からないことを質問し、回答を得る
・できた作品を講師に添削してもらう
・教室終了後、自分で練習してみる
そのため、まずは続けやすく、成果を感じやすい書体から始めていくのがおすすめです。

アルファベットの基礎、ローマンキャピタル体とファウンデーショナル体

大文字の基礎となったローマンキャピタル体と、小文字の基礎ファウンデーショナル体は、現代のアルファベットとほとんど同じなので、取り組みやすい書体です。

読みやすくて書きやすいイタリック体

イタリック体は、45度の角度でペン先を紙に当てて書きます。普段、私たちが字を書く際に慣れ親しんだ書き方のため、オンラインの通信講座でも取り組みやすい書体です。

また、カリグラフィーの基本となる太い線が書ける角度と細い線が書ける角度を意識できるので、カリグラフィーの基本を身につけることもできます。

カリグラファーとして活躍するための5つの書体

長い歴史を持つカリグラフィーには、時代や地域によって実に多くの書体が存在します。魅力を感じた書体にしぼって取り組んでいくという方法もありますが、すべてのカリグラフィーの基本となる5つの書体をマスターすることで、自信を持ってカリグラファーと名乗れます。

・ローマンキャピタル体
・ファウンデーショナル体
・ゴシック体
・イタリック体
・カッパープレート体

【カリグラフィー・講座】基本から応用技術までのステップ

カリグラフィーで表現力を高めるためには、基本から応用技術に至るまで、幅広い知識と技術が必要です。カリグラフィーは、単に美しい文字を書く技術にとどまらず、個人の感性や表現力を高める手段としても非常に有効です。

この記事では、カリグラフィーの基本技術から始め、応用技術を通じて表現力をどのように高めていくかをご紹介します。

まず、カリグラフィーの基礎となるのは、ペンの持ち方、インクの扱い方、基本的なストロークからです。これらの基本的な技術は、すべてのカリグラフィー作品の土台となります。

例えば、ペンの角度や圧力を変えることで、線の太さをコントロールし、文字に変化と深みを与えることができます。

次に、応用技術に進む前に、ゴシック体やイタリック体などの基本的な書体を習得することが重要です。これらの書体をマスターすることで、文字のバランスや構成の理解が深まり、より複雑なデザインに挑戦する準備が整います。

応用技術では、フローリッシュ(装飾的な曲線)やバリエーション(文字の変形やアレンジ)を学びます。これらの技術を駆使することで、作品に個性や動きを加えることができ、表現の幅が広がります。

また、色彩を使った表現や、背景とのコントラストを活かしたデザインなど、文字だけでなく全体の構成にも工夫を凝らすことが可能になります。

通信教育を利用してこれらの技術をオンライン講座などで学ぶことには大きなメリットがあります。自宅で自分のペースで学べるため、忙しい人でも無理なく続けることができます。

また、添削サービスを利用することで、自己学習では気づかない細かな点の指摘や改善点をフィードバックとして受け取ることができ、技術の向上につながります。

カリグラフィーは、基本技術の習得から始まり、応用技術を通じて自己表現の幅を広げる芸術形式です。オンライン講座など通信教育を活用して、自宅でじっくりと技術を磨き、カリグラフィーを通じて自分だけの美しい表現世界を築き上げましょう。

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カリグラフィー教室のオンライン通信講座でカリグラファーを目指そう

ポロンコレクションクラブのカリグラフィー教室では、ゴシック体やイタリック体、カッパープレート体などの書体を学ぶことができます。オンラインの通信講座で習得する場合には、読みやすくて書きやすいイタリック体から始め、ペンの使い方に慣れましょう。その後にゴシック体やカッパープレート体など、興味のある書体を習得すれば、自信を持ってカリグラファーとして活躍できます。

カリグラフィー教室のオンライン(通信)教室に興味がある方、カリグラファーとして知りたいことやご質問等あればお問い合わせ下さい。

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