カリグラフィー教室が今人気!おすすめの活用シーンを紹介

カリグラフィー教室が人気?その歴史と活用シーン

カリグラフィー教室は大人の習い事の中で、人気が高いもののひとつです。しかしそもそもカリグラフィーとはどのようなものなのか、またどのように活用できるのかがイメージできない方も多いようです。ここでは人気のカリグラフィーの歴史と、おすすめの活用方法についてご紹介します。

カリグラフィーの歴史

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カリグラフィーとは、アルファベットを独特のタッチで書く技法です。その歴史は古く、2000年以上の歴史を持っています。まずはカリグラフィーの原型ともいえるローマ時代の文字から、現代のカリグラフィーに至るまでの歴史について解説します。

始まりは「ローマンキャピタル」

直訳すると「ローマの大文字」という意味を持ち、ローマ時代の石碑に刻まれている文字です。紀元前1世紀ころから使われており、カリグラフィーの原型ともいわれています。美しいだけでなく、読みやすくてバランスがよい字体なので、現代でもアルファベットの大文字活字の基本になっています。ただし当時は小文字が存在していません。

「アンシャル体」が普及

印刷技術が登場するはるか前の4世紀ごろには、本を作るためには手書きで複製するしかありませんでした。そこで登場したのが、書きやすいアンシャル体です。より書きやすく読みやすい文字を求めて、ヨーロッパ大陸では様々な書体が各地で発展していきました。

「カロリンジャン」への統一と「ゴシック体」の誕生

地域ごとに細分化された書体を統一する必要性が生じた8世紀末には、小文字体の「カロリンジャン」という書体が作られました。さらに11~12世紀になると、より多くの文字を狭いスペースに納めるために、1文字辺りの幅が狭く、行間も狭くできるゴシック体が生まれたのです。

「カロリンジャン」の復活

15世紀に活版印刷術が発明された当初は、活版印刷でもゴシック体が使われていました。しかし、イタリアでは、カロリンジャンをもとに活字が作られ、現代の書籍などではこの書体が使われています。

19世紀に「カリグラフィー」が定着

活版印刷が普及した後も、書き文字はより早くたくさんの文字を書けるイタリック体となり、美しく書く技術が発展してカリグラフィーが生まれました。

印刷技術の発展であまり使われなくなりましたが、19世紀後半から盛んになったアーツクラフト運動を推進したエドワード・ジョンストンにより、カリグラフィーは復活し世界中に広がったのです。

大人の習い事として人気のカリグラフィーのおすすめ活用法

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カリグラフィー教室で人気の飾り文字を習得しても、日本語を使って生活している中ではあまり活用する機会がないと残念に思っている人もいるかもしれません。おすすめのカリグラフィーの活用方法をご紹介します。

グリーティングカードのデザイン

グリーティングカードにカリグラフィーを活用すると、簡単におしゃれで上品なカードを作成することができます。カードのタイトルにカリグラフィーを使うだけでイラストがいらないほど、素敵な印象を与えてくれる、おすすめの活用法です。

ロゴデザイン

デザイン性が高いカリグラフィーなら、ひと文字だけでも、数文字が並ぶだけでも絵になります。手書きのカリグラフィーには書き手のオリジナリティーも出るので、お店のロゴデザインに使ったり、自分のイニシャルをデザインして持ち物に名前の代わりに記入したりするのもおすすめです。

自分の作品を楽しむ

自分の好きな言葉や格言を手帳の表紙などにカリグラフィーで書いたり、アルファベットを使う言語の詩をカリグラフィーで書いて飾ったりするのもおすすめの活用方法です。カリグラフィーは自分だけのアート作品にもなりますし、実際にカリグラファーというカリグラフィーのアート作品を創作するアーティストも活躍しています。

人の名前を書く

一番手軽で喜んでもらえるのは、カリグラフィーで人の名前を書いてあげることです。結婚式やパーティーの席次表はもちろん、招待状やグリーティングカードなどで、相手の名前をカリグラフィーで書くケースが多く見られます。

カリグラフィー教室に通って人気のカリグラフィーを楽しもう

カリグラフィー教室で習えるカリグラフィーは、ローマ時代の石碑に刻まれたローマンキャピタルを起源としており、活版印刷の普及後にはアートとして進化して世界中に広がりました。

カリグラフィーの活用法では、グリーティングカードのデザインやロゴデザインが一般的ですが、お気に入りの格言や詩で自分の作品を作って楽しむこともできます。

ポロンコレクションクラブでは、通学あるいはオンラインレッスンでカリグラフィー講座をお受けいただけます。ワンデイレッスンもございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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