カリグラフィー教室が初心者に教えるアート作品!基本構成について
カリグラフィー教室で上手く書くコツとペンサイズの違いを解説
カリグラフィーの教室に通い始めた方の中には、ポスターのような大きなアート作品を作ってみたいと考えている方も多く見られます。しかし文字サイズが変わると、バランスが崩れがちです。このような失敗を防ぐには、カリグラフィーの基本的な知識を身につけることが大切です。
カリグラフィー教室に通うならポロンコレクションクラブへ!初心者の方でも分かりやすいカリグラフィーの基本構成
カリグラフィー教室に通うならポロンコレクションクラブをご利用ください。カリグラフィーを上手く書くためのコツとしては、まず基本的なルールを覚えることが挙げられます。ここでは文字の基本構成と高さのルールを解説します。
エックスハイト
エックスハイト(以下Xハイト)は、小文字の高さを決める基準です。Xハイトの高さは「ペン幅いくつ分の高さ」で決められており、書体によって異なります。例えばカリグラフィーを始める際にまず学ぶことが多い「イタリック体」という書体の例です。この書体のXハイトは5となっており、小文字の高さはペン幅5つ分となります。
ベースラインとウエストライン
ベースラインとはXハイトのもっとも下のライン、つまり下限です。同様にウエストラインはXハイトのもっとも上のラインであり、上限となります。小文字を書くときは、この両ラインの内側に収めることが基本です。
アセンダーとディセンダー
アセンダーとは、上に長く伸びる縦線、ディセンダーは下に長く伸びる縦線です。小文字はXハイト内に収まるように書きますが、このアセンダーとディセンダーはXハイト内には収めずに書きます。
また、アセンダーとディセンダーにもラインがあります。明確にペン幅いくつ分にしなければならないというルールはありません。ただし一度アセンダーラインやディセンダーラインの高さを決定したら、他も同じ高さに揃えたほうが、見映えがよくなります。
カウンター
スペルごとに文字が保有している余白の部分です。カウンターは「o」や「b」のようにクローズ(閉じている)状態のものもあれば、「c」や「s」のようにオープン(閉じていない)状態のものもあります。カウンターが閉じていないものはオープンカウンターと呼ばれます。
オープンカウンターの場合は、カウンターが空いている方向と隣接する文字との間隔を少し狭めに取ると、文字が離れて見えるのを防げます。
ペンのサイズが違っても書けるカリグラフィー
カリグラフィーにルールが定まっている理由は、ペンの太さや文字の大きさにかかわらず同じバランスの文字を書くためです。
カリグラフィーで使うペンの太さは、0.5mmから6mmと様々です。またカードに書く文字とポスターに書く文字の大きさはまったく異なります。このように書きたい文字のサイズや使うペンによっては、文字のバランスがバラバラになりやすいのです。そのためペンサイズが変わったとしても同様な文字の形を書くために、最低限の基本的なルールが設けられています。
カリグラフィーには長い歴史がありその中でルールが決まっているという面があるので、基本的にはルールに基づいて書いたほうがよいことは当然なのですが、そうしたルールを踏まえたうえで、アレンジしても問題はありません。例えば、イタリック体のXハイトを5以外で書いてもよいのです。
基本的なルールに則って文字の形を書けるようになった後であれば、Xハイトを変えて書いてもよいですし、Xハイトの高さを変えなくとも、文字の太さを変えるためにペンの太さを変更してもOKです。
始めたばかりの初心者は、まず決められたルールに則って基礎的な練習を繰り返し、書くときのストロークや文字のバランスを習得することをおすすめします。各ラインの取り方に慣れたら、ペンの太さやペンの色を変えるなど、アレンジしてみましょう。
カリグラフィーでアート作品へ挑戦するなら、まずは基本的なルールを確認
カリグラフィーには、書くときの基本的なルールが定められています。ルール自体はそれほど難しいものではなく、一度で覚えてしまう方もいるほどです。しかし書体によって文字のバランスが変わるため、まずはそれぞれの書体ルールに基づいて練習していきましょう。慣れてきたら、ペンの太さを変えてもバランスがよい文字が書けるかを試してみるのもおすすめです。
ポロンコレクションクラブでは、銀座の教室およびオンラインでカリグラフィーレッスンを開催しており、文字だけでなく花や葉のような飾り模様を書く練習もできます。カリグラフィーをマスターしたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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